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子供の英語教育の最初の最初はアルファベットです。
しかし、子供にアルファベット(文字)を覚えさせるのは容易ではありません。やり方や方法を間違えたりすると英語が嫌いになってしまうこともあります。
そこで今回は、僕が実際に娘に使った「子供がアルファベットを覚えるのに簡単で効果的な方法」を紹介します。
アルファベットの覚え方
ABCを覚えるのに苦戦した
娘が2歳8ヶ月くらいのとき、アルファベットを覚えさせようと思い大文字から始めました。
しかし、子供がアルファベットを覚えるのは大人が思うほど簡単ではありません。
結果として、毎日10分やって2ヶ月くらいかかりました。
これが早いのか遅いのかはわかりませんが「意外と大変だったな」という感想です。
彼女の気をひくため、色々な方法を試しました。
子供なので飽きやすいため「アルファベットを覚えさせる方法をいくつか用意した方が良い」というのが持論です。
映像でフォニックスのABCを流しても、、、
これは最初に試した方法です。
よくわからないけど「フォニックス」が子供の英語に良いという情報を聞き、それなら英語の発音を育てながらアルファベットで映像を見れば一石二鳥。
ということでyou tubeでフォニックス動画を検索し、家のテレビにキャストしました。
しかし、最初の1分はノリノリなのですがその後が続きません。
何度か試しましたが、
いつも挙げ句の果ては「メルちゃん!」と言って、you tubeのメルちゃん動画を要求する始末。
あぁー。
こういう動画はまだ集中して見れないお年頃ね。
この方法は採用しませんでした。
歌で覚えるのは意味がない
ABCの歌が歌えること
と
アルファベットの「文字」を認識する
には、それほど関連性がないと知りました。
娘はABCの歌は割と早い段階で完璧に歌えるようになりました。
しかし、「歌える」ことと「文字が読める」ことは全くの別物。
・ABCの歌を流し
・アルファベット表を指差しながら
・一緒に歌う
何度もこれをやりました。
おぉ!すごいできてる!
と思ったのですが、
実は、歌いながらアルファベット表を指差してリズムを取っていただけ。
「H」を「Hという文字」で認識していたわけではなく、歌のリズムで指を動かしいていくと「H」の時に「ちょうどHの上に指がある」ということでした。
じゃあ「Oの列(OPQRSTU)」から歌ってみよう
と言っても、全然「O」も「歌のリズム」も出てきません。
歌を使いながら覚えるのはもう少し年齢が上の子がやることなのでは?
と思い、この方法も不採用にしました。
歌のリズムが狂うと、次のアルファベットが出てこないということは、「歌」は「歌」でしかないということです。
ABCカードはとっても”有効”
アルファベットA~Zが1枚につき1つずつ記載されたカードを使うのは非常に効果的でした。
1日3つとか、1日4つとか、その日の覚えるアルファベットのカードを決め、声に出しながらカードを見せてました。娘の場合は最初の頃に覚えたのは「O、P、Q、C」です。
インプットを終えた後は当然アウトプットを行います。
今度はA~Zのアルファベット表を出して彼女に
「わかるアルファベットを指さして声に出して下さい!」
と言います。
これを毎日繰り返し、毎日どの程度アルファベットを覚えたか確認します。
最初はできないものだらけですが、徐々に覚えたアルファベットも増え、
完全に覚えたアルファベット
全く定着していないアルファベット
自信のないアルファベット
間違えやすいアルファベット
とグループ分けができるようになり、この4つの情報さえ入手できれば後は覚えさせることは難しくありません。
ある程度覚えたら、次のステップは
アルファベットカードを適当に床にばら撒いて、わかるものからカードを手に取り、それを読む
です。
最終ステップは
アルファベットカードを適当に床にばら撒いて、Aから順に手に取り、それを読み、Aから~Zを並べる
です。
このカードを使う方法は本当に良かったのですが1つだけ注意点があります。
子供の興味を少しでもひこうと思って「カードに絵などが付いているもの」はやめた方がいいです。
僕も最初はカードに絵が付いたものを用意してましたが、娘はその絵ばかりに気を取られ全然アルファベットの文字が目に入りません。集中力を乱すものになりますのでそのカードは捨て、非常にシンプルに文字だけが書いてあるものにしました。
■ABC塗り絵
やはりカードだけでは飽きてしまいます。カードも十分効果的ですが子供が楽しく取り組むには別の方法も取り入れる必要があります。
そこで「ABC塗り絵」
娘はそもそも塗り絵が好きだったので何の抵抗もなく取り入れ、調子のいい日は自分から「ABCの塗り絵やる」と言って僕のところまで紙と色鉛筆をもってくることもありました。
この「ABC塗り絵」は単純なものでA~Zを声に出しながら好きな色で塗るだけです。
これもアルファベットを覚える学習方法の中では長く続けられる方法でした。
■ABC風呂
お風呂の時間と言えば、親と子供が勉強する時間の代表です。幼児や小学生の低学年がいるご家庭のお風呂の壁には
ひらがなの表
数字の表
九九の表
アルファベットの表
が貼ってあるのではないでしょうか。
お風呂の壁に貼られた「アルファベット表」を見ながら、毎日子供と英語学習をするのも良い方法です。しかし、我が家のお風呂の壁にはアルファベット表は貼ってありません。
湯船に「アルファベットのスポンジ」が浮かんでいます。
名付けて「ABC風呂」
「ABC風呂」の遊び方は極めてシンプルです。
レベル1:アルファベットのうち数個だけわかる
子供が湯船に浮かんでいるアルファベット数個の中からわかるものを1つずつ手に取る
そのアルファベットを読み上げる
お風呂の壁に貼る
レベル2:アルファベットが少しずつわかり始めた
子供が湯船に浮かんでいるアルファベットA~Zの中からわかるものを1つずつ手に取る
そのアルファベットを読み上げる
お風呂の壁に貼る
レベル3:アルファベットがほとんどわかる
子供が湯船に浮かんでいるアルファベットA~Zの中からAから順に1つずつ手に取る
そのアルファベットを読み上げる
お風呂の壁にAから順に貼る
「ABC風呂」は親子で楽しくお風呂の時間を過ごせるので本当におすすめです。
■まとめ
いかがでしたか?
子供がアルファベットを覚えるのに有効な方法が理解できたのではないでしょうか。
また明日からの子供とアルファベットを覚える時間が楽しみになってきたことだと思います。
やはり、子供にアルファベットを覚えさせるのに重要なポイントは
楽しくやる
親子でやる
この2点であることをお忘れなく取り組んでいただきたいです。