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インターナショナルスクールの学費がもう少し安ければ…
と悩んでいませんか?
実は、この記事を読むことでその悩みは解決します。
●記事を読んでわかること
- インターナショナルスクールの学費は全国一律で安くなってる
- インターナショナルスクールの学費は高くない
●この記事の信憑性
今では”幼児教育無償化”による恩恵がインターナショナルスクールでも受けられます。そして、編集者である私もその恩恵を受けており、実体験として、インターナショナルスクールがとても安くなったと感じているからです。
●この記事を読み終えるころには…
もうインターナショナルスクールの学費が高いと思うことはなく、近所のインターナショナルスクールを本格的に探していることでしょう。
インターナショナルスクールの学費が全国一律で安くなる?
幼児教育・保育の無償化がインターナショナルスクールにも影響
2019年10月よりこども園・保育園・幼稚園の保育料等が無償化されました。
これにより、日本全国のインターナショナルスクールでも”無償化”とまではいきませんが、最大で月額37,000円の補助が受けられることになりました。
一般の幼稚園 | インターナショナル スクール | |
学費 (授業料) | 無償 | 月額37,000円 の補助 |
実際に編集者である私の娘もインターナショナルスクールの幼稚園に通っており、補助金を受給しています。
なので、全国的にインターナショナルスクールが安くなるのは事実に間違いありません。
インターナショナルスクールの学費の無償化に関する詳しい内容が知りたい場合は、こちらの記事を参考にして下さい。
無償化により”いくら“安くなった?
無償化前のインターナショナルスクールの学費は年間で約100万円でした。
しかし、無償化により、インターナショナルスクールの学費は年間で60万円になり、年間約45万円安くなりました。
項目 | 無償化前 2019.09まで | 無償化後 2019.10から |
授業料 | 67,000円 | 67,000円 |
補助金 | -37,000円 | |
指導関連費 | 11,200円 | 11,200円 |
給食代 | 8,800円 | 8,800円 |
月額合計 | 87,000円 | 50,000円 |
年額(月額合計×12) | 1,044,000円 | 600,000円 |
幼稚園3年間の費用合計 | 313万円 | 180万円 |
参考までに、上記には記載していないインターナショナルスクールの学費以外の費用についても紹介します。
- 入会金 :54,000円←1回だけ
- 願書費用:30,000円←1回だけ
- 制服代 :70,000円←1回だけ
インターナショナルスクールの学費が高く感じない理由
そもそも比較のやり方に間違いがある
現在(無償化後)のインターナショナルスクールの学費と一般の幼稚園の費用を比較した場合は、年間で53万円の差があります。
インターナショナル スクール | 一般の幼稚園 | |
授業料 | 67,000-37,000 =30,000 | 0 |
指導関連費 | 11,200 | 2,000 |
給食費 | 8,800 | 4,000 |
月額合計 | 50,000 | 6,000 |
年換算額 | 60万円 | 7万円 |
幼稚園3年間の費用 | 180万円 | 21万円 |
やはり、インターナショナルスクールの学費が全国一律で減額化されたとはいえ、一般の幼稚園と比べれば”高い”のは事実です。
しかし、この比較のやり方は根本的に間違いがあります。
英語の教育時間と学費で比較しないと意味がない
インターナショナルスクールと一般の幼稚園の学費を比較することは無意味です。
なぜなら、子供をインターナショナルスクールに入れるか検討するときは、学費と同時に”英語と触れ合う時間”についても考えるからです。
「これから英語にチカラを入れていこう」というのに、”英語の学習時間”を度外視して比較するわけには行きません。
インターナショナルスクールは、普通の幼稚園にプラスしてオールイングリッシュの環境が付いてきます。
金額ばかりに目がいってしまいますが、英語と触れ合う時間だけを考えると、一般の幼稚園とは比較にならない差が生まれます。
インターナショナル スクール | 一般の幼稚園 | |
1年あたりの英語時間 | 1,200時間 | 0時間 |
3年間の英語時間 | 3,600時間 | 0時間 |
正しい比較の仕方
”英語と触れ合う時間”と”費用”を正当に比較したいのであれば、以下のような比較をしなければなりません。
インターナショナルスクールの学習時間と学費
と
一般の幼稚園&英語の塾&英語自宅学習用教材の学習時間と費用
しかも、インターナショナルスクールの学習内容と比較するには、半端な”英語の塾”や”英語の自宅学習教材”を選ぶわけにはいきません。
インターナショナルスクールの学費、学習内容、学習時間と比較するには、
項目 | 内容 |
英語の塾 | 英会話スクールに週5で通学 |
自宅用教材 | DWE(ディズニー英語システム) |
を選択することで公平性が保てるといえます。
インターナショナルスクール並みに英会話スクールを利用した場合
インターナショナルスクールと同等の学習時間を確保するためには、英会話スクールを以下の条件で利用する必要があります。
- 週1回(1時間)で月謝10,000円
- 週1回の1時間ではインターナショナルスクールの英語学習時間には到底追いつかないので、最低でも週5回で1回2時間の学習を想定
金額と学習時間 | 計算式 |
月謝100,000円 (年間120万円) | 月謝10,000円×2倍×5倍 |
月間40時間 (年間480時間) | 1回2時間×週5回×4週 |
インターナショナルスクール並みに自宅用教材(DWE)を使用した場合
英会話スクールでは年間480時間の学習時間しか確保できません。インターナショナルスクールの年間1,200時間の学習時間には全然追いつかないのです。
これを補うためには、英語の自宅学習を導入するしかありません。
DWE(ディズニー英語システム)には様々な料金プランがありますが、今回は一番選ばれやすいスタンダードなタイプ(80万円のもの)を比較材料として以下の条件で計算します。
- この教材は80万円買いきりであり、5年間は使用することを想定
- 毎日1時間、教材を使用する
金額と学習時間 | 計算式 |
月あたり13,333円 (年間16万円) | 800,000÷5年÷12ヶ月 |
月間28時間 (年間336時間) | 1日1時間×週7回×4週 |
一般の幼稚園+英語学習の学費の合計はいくら?
一般の幼稚園の学費に、上記で算出した”英会話スクール”と”自宅学習教材”を合計した結果は以下のとおりです。
費用(年間) | 英語の学習時間(年間) | |
一般の幼稚園 | 0円 | 0時間 |
英語の塾 | 1,200,000円 | 480時間 |
自宅学習教材 | 160,000円 | 336時間 |
合計 | 1,360,000円 | 816時間 |
英語1時間あたりの費用 | 1,666.6円 |
正しい比較の結果、インターナショナルスクールの学費は安い!
インターナショナル スクール | 一般の幼稚園 | |
年間費用 | 60万円 | 136万円 |
英語学習時間(年間) | 1,200時間 | 816時間 |
英語1時間あたりの費用 | 500.0円 | 1,666.6円 |
幼稚園3年間の費用 | 180万円 | 408万円 |
3年間の英語時間 | 3,600時間 | 2,448時間 |
両者を比較すると、インターナショナルスクールの方が1時間あたりの費用が圧倒的に安いことがわかります。
そして、インターナショナルスクール並みの英語学習時間を英会話スクールなどで確保するには、年間136万円というインターナショナルスクールの学費の倍以上の費用がかかるということです。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について詳しく説明しました。
●インターナショナルスクールの無償化ってナニ?:幼児教育・保育の無償化に伴い、インターナショナルスクールも無償化の対象になることを紹介しました。
●インターナショナルスクールの学費が全国一律で安くなる?:幼児保育の無償化により、インターナショナルスクールの学費も無償化まではいきませんが、大幅に減額されました。
●インターナショナルスクールの学費が高く感じない理由:インターナショナルスクールの学費と一般の幼稚園+英語学習の学費を比べると…、圧倒的にインターナショナルスクールの方が安い。
インターナショナルスクールの無償化(減額化)は、私の家庭でも受けられるの?
と、疑問に感じている人は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、是非御覧ください。