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子供をインターナショナルスクールに行かせると後悔するかな?
と、悩んでいませんか?
実は、この記事を読むことでその悩みは解決します。
2019年10月からの幼児保育無償化に伴い、インターナショナルスクールの幼稚園の費用も一部補助金が受け取れることになりました。
これにより、一層、インターナショナルスクールへの関心が高まっただけでなく、インターナショナルスクール入園の金銭的なハードルも下がりました。
しかし、インターナショナルスクールに入りやすくなったからこそ、後に後悔しないためにも注意すべき点があります。
●記事を読んでわかること
- インターナショナルスクールで後悔しやすい親のタイプ
- インターナショナルスクールにはどういう親が生息しているか
●この記事の信憑性
この記事は実際にインターナショナルスクールの幼稚園に子供を通わせている家庭(編集者家族とそのママ友)を参考に作成したものです。
●この記事を読み終える頃には…
自分の子供をインターナショナルスクールに入れて後悔するかどうかのセルフチェックができます。
インターナショナルスクールで後悔するタイプ① 一般家庭の人
ママ友会のランチ単価が法外に高い
<主婦(34歳)の体験>
インターナショナルスクールのママ友集団にランチに誘われたのですが、1人1万円のフレンチでした。
特に相談もなく、当たり前のようにお店が決まりました。
インターナショナルスクールのママ友とランチをするときは、ランチ単価が一人2,000円以下になることはありません。
ファーストフード店やファミレスに入ることは皆無で、基本的に「フレンチ」「イタリアン」「和食」でおしゃれなお店に行くことが多いです。
また、子供の食に対する意識も高く、「マクドナルドに行っている」なんて口が避けても言えません。
話が合わない
<主婦(31歳)の体験>
インターナショナルスクールのママ友たちと世間話をしているときに、子供の服の話になりました。
服はどこのブランドだの、靴はどこのブランドだの、子供の服や靴が1着2万円以上のものを身に着けていることに驚きました。
とても話にはついていけません。
ブランド物の服や靴を身に着けているのは子供だけではなく、当然、その親もブランドで身を固めております。
ブランドバッグを持っているママ友であれば地元のママ友にもいますが、さすがにブランド物の服や靴を普段から身につけている人はインターナショナルスクールにしかいません。
アクセサリーも考えられないくらい高いモノが装着されています。
車でイヤな思いをする
<主婦(36歳)の体験>
インターナショナルスクールの送り迎えが何とも言えない気持ちになります。
うちは軽自動車で迎えに行くのですが、駐車場に入ってくる車は9割高級外車です。どんな高級外車よりも軽自動車が一番目立ちます。
今まで感じたことがなかったのですが、軽自動車に乗っていて初めて”恥ずかしい”と感じました。
インターナショナルスクールのお迎えの車にはとにかく”ベンツ”が多く、軽自動車は全くと言っていいほど見ません。
軽自動車について何か言われたことがあるわけではありませんが、あれだけ高級外車が多いと駐車場に入るだけで無言のプレッシャーを感じます。
後悔するタイプ①のまとめ
少し見栄っ張りな一般家庭の人はインターナショナルスクールに行くことをおすすめできません。
一般家庭の人間からすると、インターナショナルスクールのママ友に着いていくことが難しいです。
やはり、インターナショナルスクールの幼稚園に通う家庭と一般の幼稚園の家庭を比較すると、生活(金の使い方・金の使いどころ)が全然違います。
ちなみに、インターナショナルスクールの家庭は以下のタイプの親が多いです。
- 開業医
- 奥さんが高級外車を乗りまわす
- 服、靴、カバンは一流ブランド品が当たり前(自分も子供も)
- 家は土地と建物を合わせて推定1億円以上
また、インターナショナルスクールのママ友同士の話には、以下の話題が頻繁に飛び交います。
- あそこの旦那さんの職業は何か?
- 車は何を乗っているか?
- 家はどこにあるのか?一軒家か?
- 奥様の服、靴、カバンはどこのブランドか?
- 子供の服、靴、カバンはどこのブランドか?
- 私立受験の塾はどこに行っているか?
- 習い事は何をしているか?
- 連休の旅行先は?旅行先のホテルは?
こういう感じに、「どうも付き合いきれない…」という人は、インターナショナルスクールを選んだことを後悔します。
一般家庭の人でも、上記のような話題にも動じず、自分なりの価値観をしっかり持っている人であれば問題はありません。
インターナショナルスクールで後悔するタイプ② 小学校から公立に行く家庭
苦労と金が水の泡
<主婦(35歳)の体験>
小学生になる前の4年間ほどインターナショナルスクールに通わせており、卒園後は普通の公立小学校へ進学させました。
現在、子供は小学2年生ですが英語の劣化が激しいです。
今考えれば、こんなことになるなら最初からインターナショナルスクールに通わせない方が良かったです。4年間で約400万円はかかりました。
(当時は補助金がなかったため年間100万円)
幼稚園はインターナショナルスクール、小学校からは普通の公立小学校に入れるという家庭は、インターナショナルスクールに子供を入れたことを最も後悔しやすいです。
理由は、英語の効果の持続にあります。
インターナショナルスクールの幼稚園を卒園後も、引き続きインターナショナルスクールの小学校へ通うのであれば英語の効果は引き継げます。
しかし、普通の小学校へ通うのであるなら、英語の効果は衰えていき、何にお金を払ったかわからなくなるからです。
インターナショナルスクール | 一般の幼稚園 | |
授業料 | 67,000 -37,000(補助金) =30,000 | 0 |
指導関連費 | 11,200 | 2,000 |
給食費 | 8,800 | 4,000 |
月額合計 | 50,000 | 6,000 |
年換算額 | 60万円 | 7万円 |
幼稚園3年間の費用 | 180万円 | 21万円 |
インターナショナルスクールの幼稚園を卒園した後、相当な英語学習を続けない限りは3年間支払った費用はすべて水の泡となります。
”下位グループ”に認定
<主婦(41歳)の体験>
私立受験をしない家庭が超少数派であるため、ほとんどのママ友と話が合わないです。
特に年長になると親が受験で必死になるため、受験の邪魔になるものは遠ざけられます。
周りを気にして、子供の進路に関する軽はずみな発言は気をつけています。
インターナショナルスクールの幼稚園に通っていて私立小学校の受験をしない人は、スクール内でやや浮きます。
なぜなら、ほとんどの家庭が私立小学校の受験をするからです。
インターナショナルスクールの幼稚園の卒園後の進路は以下の3通りです。
- インターナショナルスクールの小学部へ
- 受験して私立小学校
- 受験せずに公立小学校
実は、インターナショナルスクールの幼稚園に通っている子の進路状況は、意外にも”私立小学校”が圧倒的に多いです。
進路 | 割合 |
インターナショナルスクール | 5%未満 |
私立小学校 | 85% |
公立小学校 | 10%未満 |
インターナショナルスクールの小学部へ進学しない理由は、「本当に最後まで英語漬けにして大丈夫か」という不安から来るものです。
私立小学校が多い理由は、インターナショナルスクールに通っていればなんとなくわかります。
要するに”親の顔(メンツ)”の問題です。
①メンツを気にする人で、
②子供に私立小学校受験をさせない人は、
子供をインターナショナルスクールに入れて後悔します。
小学校入学時の逆目立ち
<主婦(40歳)の体験>
子供の小学校入学時にとても苦労しました。
当然と言えば当然ですが、インターナショナルスクールの幼稚園の卒園者が公立小学校へ行くと、知り合いが一人もいないのです。
娘はポツンと一人になることも多く、寂しい思いをしたそうです。
普通の幼稚園に通った子は、公立小学校の入学時、周りを見るとチラホラ知っている子がいます。
しかし、インターナショナルスクールの幼稚園に通っていた子が公立小学校へ行くと、1人も知っている子がいません。まさに転校生状態。
周りの子からも「あの子だれ〜」「知らない」など言われて、寂しい思いをするかもしれません。
人見知りをしない子であれば特に心配はないのですが、そうでもない子は心配です。
インターナショナルスクールで1番後悔するタイプは、中途半端な成り上がり系の人
中途半端な成り上がりとは?
中途半端な成り上がりとは、年収2,000万円から3,000万円の起業家です。
サラリーマンの平均年収が400万円台と言われる昨今において、年収3,000万円は十分金持ちに思えるかもしれませんが、その月の手取り額は150万円。
金持ちと呼ぶにはまだ早い。
にも関わらず、彼らは0ベースからスタートしているため天下を取った(金持ちになった)気になっています。
実は、彼らのような中途半端な成り上がり系の人が、インターナショナルスクールに子供を入れたことを1番後悔します。
成金は純金には到底追いつけない
インターナショナルスクールの親たちの世界を知って1番に感じることは、「みんな産まれた時からの金持ちなんだ」ということ。
ご実家が、病院やクリニック、会社を経営しているような資産家ばかりで、それを皆さん上手に引き継いでいるのです。
会社や病院の経営権だけでなく、不動産も引き継いでいます。
先代以前より既に構築された資産を減らすことなく引き継ぐ、これが純金です。
成金は、初めての自己所有不動産である自宅を7,000万円の住宅ローンで購入し、毎月ピーピー言いながら返済しているのです。
インターナショナルスクールは最悪の場所
自分が金持ちだと錯覚している成り上がり系人種にとって、インターナショナルスクールは最悪の場所です。
所々で劣等感を与えられます。
すべてにおいて、「あなたはその程度ね。」と言われているような気になります。
●家
一等地に推定2億円以上の豪邸が建っており、家具・食器は高級ブランドの仕様です。
正直、「自分の家はこの人達にとっては犬小屋かクラスか…。」と、レベルの違いを痛感しました。
あんな豪邸を見せられた後に、うちの家に招待することは絶対にできません。
●車
旦那さんではなく、奥様が高級外車を足代わりにしてます。
「うちも負けじと…」と、奥さんに高級外車を買い与えようかと思いましたが、ちょっと無理でした。
とてもそのレベルには達していません。
●旅行
旅費が高いシーズンに海外旅行に行く家庭が非常に多いです。そして、泊まるホテルも一流ホテルばかり。
仮にハワイに家族旅行したとしても、「どこのホテルに泊まったの?」と聞かれて、激安ホテル過ぎて答えられないときがあります。
気にしてたらキリがないのですが、お金でしかモノが測れない人種にとって、インターナショナルスクールは地獄です。
入園したことを必ず後悔します。
私がインターナショナルスクールを選んだ理由がアホくさい
当時の私が子供をインターナショナルスクールに入れたかった理由を考えてみると、以下の2つがあります。
理由①海外移住の先駆けに
当時の私は海外移住にとても興味があり、数年後には本気で海外移住をしようと考えていました。
そして、海外移住をする上での最大の課題は
- 誰が行きたがっているか
- 誰のために行くのか
について奥さんを説得することでした。
当然ですが「私がただ海外移住をしてみたい」なんて理由では説得することは不可能でした。となると、私が取るべき手段は子供を巻き込むこと。
なぜなら、子供の”やりたい・行きたい”を止める親は少ないからです。
私のプランとしては、子供に「英語がもっと本気でやりたい!」と言わせることでした。
そのためには、まずは子供をインターナショナルスクールに入れて、英語を身近なものに感じてもらう必要があったのです。
理由②自慢(金持ちぶりたかった)
結局のところ、海外移住という側面よりも、「自慢」したかったという気持ちの方が当時は強かったように思います。
なぜなら、子供をインターナショナルスクールにいれることで、「うちは一般家庭とは違う」という証明をしたかったからです。
恥ずかしい話ですが、当時を思い返すと事業も順調で、家も買い替え、車も買い替え、天下を取った気分になっていました。
私は貧乏人の出身なので、人一倍「金持ちぶりたい」という気持ちが強かったのです。
それで、後先をあまり考えずに「子供をインターナショナルスクール入れる」という選択をしました。
今となっては、金持ちぶりたいという気持ちも全く薄れてしまい、「インターナショナルスクールの費用が勿体ない」という気持ちが先行してます。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について紹介しました。
●インターナショナルスクールで後悔するタイプ① 一般家庭の人:やはり、インターナショナルスクールに子供を通わせている家庭は、一般家庭とは全然違います。
●インターナショナルスクールで後悔するタイプ② 小学校から公立に行く家庭:ほとんどの家庭が私立小学校を受験します。なので公立小学校へ行かせる人はやや浮きます。
●インターナショナルスクールで1番後悔するタイプは、中途半端な成り上がり系の人:自分が金持ちだと錯覚している人は、インターナショナルスクールに行くことで衝撃(ダメージ)を受けます。特に、お金でしかモノを測れない人にとっては地獄です。
●私がインターナショナルスクールを選んだ理由がアホくさい。:不順な動機で子供をインターナショナルスクールに入れると必ず後悔します。