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これから海外へ留学する人は、『留学先で日本食が食べたくなったらどうしよう…』と悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する【留学で日本食をみんなに振る舞う-簡単おすすめメニュー】を読むことで、海外の留学先でも簡単においしく誰でも日本食を作ることができます。
なぜなら、今回の記事は、当時実家ぐらしの料理経験ゼロの学生が留学をしたときの体験をもとに作成したものだからです。
この記事では、簡単な日本食メニューを紹介するとともに、日本食を作る際の注意点やNGメニューについても紹介します。
記事を読み終えるころには、簡単に日本食が作れることが理解出来、早く留学先へ行って日本食を作ってみたいと思っていることでしょう。
留学先で日本食を作る2つの理由
自分が食べたい
やはり、海外へ留学に行くと日本食が恋しくなります。
当然ですが、普段日本で当たり前のように食べているメニューのほとんどが、日本国外では当たり前ではないからです。
留学に限らず、1週間程度の海外旅行をした際でも『日本食が恋しい』と感じることが多いはずです。
実際に、私はアメリカの中西部の地方大学に4年半通っていましたが、1週間も経たないうちに日本食が恋しくなりました。
自己紹介のため
手作りの日本食を留学先の友人に振る舞うことで、自分と日本の自己紹介をすることができます。
なぜなら、【日本食】をテーマに食文化や食材、習慣についてたくさんの会話をすることができるからです。
実際に、ホームステイ先のホームパーティーにて、【やきそば】、【すきやき】、【お好み焼き】、【カレーライス】を何度も作ったことがあります。
- 味や作り方の紹介
- どうやって食べるのか
- 頻繁に食べるのか
- 他にはどういう料理があるのか
などなど、話題は尽きません。
留学で日本食をみんなに振る舞う
簡単おすすめメニュー
すきやき
(食材)
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どの食材も留学先のスーパーで簡単に手に入ります。肉は、牛肉である必要もありません。豚肉でも羊肉でもokです。
鍋に、食材を入れて、醤油と砂糖で甘辛く煮込んじゃえば立派なスキヤキになります。
お好み焼き
(食材)
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どれも留学先のスーパーで簡単に手に入ります。食材よりも、お好み焼きのポイントは【ソース】です。
『どうやってお好み焼き感のあるソースを再現するか』がポイント。オタフクソースがあればそれに越したことはないのですが…。
現地スーパー市販のバーベキューソースをそのままつかってもいいですし、ケチャップや酢(ビネガー)などを混ぜて自分にアレンジしても良いです。
私の場合は、市販のバーベキューソースに少量のビネガーと日本から持ってきた【ふりかけ】を隠し味として混ぜていました。
焼きそば
(食材)
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どれも留学先のスーパーで簡単に手に入ります。やきそば麺は留学先のスーパーにはありませんので、インスタントラーメンの麺を茹でてそれで代用します。
お好み焼きよりも簡単に作れるので、やきそばを日本食として振る舞うことは多いです。
親子丼
(食材)
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どれも留学先のスーパーで簡単に手に入ります。コンソメスープはダシの代わりに使い、砂糖と醤油で味付けをします。
玉ねぎと鶏肉がメイン食材の親子丼は、海外留学中に簡単に美味しく作れる日本食No.1であり、友人たちにもとても人気でした。
NGメニュー
留学の際に現地にて友人に振る舞った日本食で、不人気だったもの、マズイと酷評を得たものは【魚系料理】です。
理由は2つ。
- そもそもおいしい魚が手に入る土地柄ではない
- 臭み消し食材や決め手となる調味料がない
実際に煮魚を料理した際、とても不味かった経験があります。
生姜がスーパーにない、みりんがない、そもそも魚がマズく臭い、この状況にて強引に煮魚を振る舞おうとしたこと自体が間違いでした。
また、私が留学初期の頃は血迷って【寿司】を振る舞いましたが、生魚を食べる文化がないこと、魚自体がクソマズイこともあり、あれ以来海外で寿司を握ったことはありません。
留学で日本食を作る際の注意点
日本食っぽさを出すコツ
日本食の料理人に怒られる発言かもしれませんが、砂糖と醤油で味付けをして煮込んだらどんな食材も日本食っぽい味付けになります。
幸い、砂糖と醤油が手に入らない地域は海外でも珍しいです。ほとんどの留学先で砂糖と醤油は手に入ります。
実際に、砂糖と醤油だけで味付けをした以下のメニューが外国人に人気でした。
- すきやき
- すきやき風 焼きヌードル
- すきやき風 野菜炒め
隠し味として、ダシの代わりにコンソメを入れるとより味に深みが増します。
代用品として頻繁に使う食材
●コンソメ
和風だしの代用として使います。
例えば、コンソメを使って【肉じゃが】や【親子丼】を作ります。風味はダシの場合と異なりますが、コンソメだしでも決して悪くはありません。
一度コンソメだしの虜になってからは、日本食を作るたびに必ずコンソメだしを入れるようにしました。
●春雨
春雨は【cellophane noodles】という名前で販売されています。
春雨は【こんにゃく】や【しらたき】の代わりに使い、
- 煮物
- すきやき
- コンソメ鍋
を作る際の必需品です。つるっとした食感の食材は代用がききにくいので、重宝した食材のひとつです。
●インスタントラーメン
袋状のインスタントラーメンは様々な味付けのものが販売されてます。
この麺と粉末スープを使って焼きそばを作ったり、すきやきや鍋のシメに入れたりもします。
手に入りやすい食材
●米
海外のスーパーのお米コーナーに置かれているほとんどはインディカ米でしたが、ジャポニカ米も販売されています。
日本食にはジャポニカ米の方が向いております。
●大根
大根はそのまま【daikon】という名前で販売されています。見た目は日本のものよりやや細いものが一般的で、味自体はそこまで変わりません。
●うどん(ゆで麺)
ゆでたうどんが真空パックされた商品もあります。
海外すスーパーのゆでうどん麺にはスープ(出汁)が付いています。
和風だしがほぼ手に入らないので、本物の和風のだしを味わえる唯一の商品だったように思います。
●しいたけ
キノコ類は、しいたけ、マッシュルームが簡単に手に入ります。しいたけは日本のものよりも小ぶりですが、味は日本のものと変わりません。
●その他
白菜、カレールー、豆腐、醤油などは比較的簡単に手に入れることができます。
手に入りにくい食材
以下の食材は、留学の際の海外現地スーパーでは見つけることができませんでした。
・ 味噌
・ ごぼう
・ こんにゃく、しらたき
・ 納豆
・ しめじ、えのき
・ 海藻
ただし、行く留学先の都市によっては、近くに日本食材専門店があったりもしますので、そちらであれば日本食らしい食材を手に入れることができるかもしれません。
しかし、日本食材専門店は現地スーパーに比べて値段をかなり高いので、留学生が頻繁に買うものではありません。
再現が難しいメニュー
●筑前煮
理由:ごぼうやれんこんなどの根菜類は、留学先のスーパーで見かけることが非常に少ないため。むしろほぼ見かけない。
●肉じゃが
理由:ジャガイモの種類が日本と異なるため食感が違うことが多い。また、【みりん】が手に入らないので、正確に再現することが難しい。
●サバの味噌煮
理由:味噌もなければ、魚も臭い。臭み消しの食材も日本食向けのものはない。
●卵かけご飯
理由:卵を生で食べる文化がなく、加熱調理が前提で販売されているケースが多い。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について詳しく説明しました。
●留学先で日本食を作る2つの理由:留学先で日本食を作る理由としては、①自分が食べたいから、②自己紹介のため、の2つがあります。
●留学で日本食をみんなに振る舞う:誰でもできる簡単で日本食らしいメニューを紹介しました。ついでに作らない方がいいNGメニューも紹介しました。
●留学で日本食を作る際の注意点:日本食っぽさを出すコツや、海外だと手に入りにくい日本食用の食材などについて紹介しました。
今回の記事を読んで、留学先でも簡単に日本食を自炊できることがわかったのではないでしょうか。