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オーストラリアの留学が初めてなんだけど…。何から準備すればいいのか…?
と悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する『オーストラリアの留学の準備と手順』を読むことで、初めてのオーストラリアの留学をどのように進めていけば良いかわかります。
なぜなら、この記事はオーストラリアの留学を経験した人が留学初心者向けに作成したものだからです。
この記事では、留学に向けて日本でする準備を紹介するとともにオーストラリアの留学に持っていくべき【持ち物リスト】も紹介します。
記事を読み終えると、オーストラリアに留学するには何からスタートすれば良いか悩むことはないでしょう。
オーストラリアの留学の準備に英語の事前勉強は必要?
目安として『中学で習う英語』ができていれば問題ありません。
なぜなら、それくらい持っていれば語学学校の授業にはついていけるからです。
実際に、中学英語だけでも、現地の友達やホストファミリーとも英語で軽いコミュニケーションを取ることが可能です。
目安を『中学英語』としましたが、語学学校では中学レベルの英語を復習するような初級クラスもあります。
現地で復習しながら勉強を進めていく人もたくさんいます。
ただし、せっかくのオーストラリア留学なので、『中学英語』程度は日本にいるときにマスターしておくべきです。
そもそも留学先はオーストラリアで正解?
昔も今も、留学といえばオーストラリアは人気です。私もオーストラリアに留学しました。
オーストラリアが人気の理由は、
- 治安の良さ
- 多国籍国家であること
- 気候
- 日本からのアクセスの良さ
です。
また、留学先で有名な都市として、
- シドニー
- パース
- ケアンズ
- メルボルン
- ゴールドコースト
などがあります。
実際に、日本人が海外留学先に選定する国としては、
- 1位:アメリカ
- 2位:オーストラリア
- 3位:カナダ
となっており、文部科学省が報道発表により以下のデータを公表しています(一部抜粋)。
(出典元:http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/__icsFiles/afieldfile/2019/01/18/1412692_1.pdf)
データを見ると、圧倒的に留学で人気な国は、オーストラリアではなくアメリカです。
オーストラリアの留学の準備と手順
早ければ1ヶ月後には留学スタート
オーストラリアの留学は、「オーストラリアに行く」と決めてから早ければ1ヶ月後にも留学生活をスタートできます。
なぜなら、オーストラリアのビザは、申請から1週間以内で発給されるケースがほとんどです。
また、語学学校の選定やホームステイの住居選定などの各種手続きも、エージェントに依頼すればすぐに完了するからです。
実際に、私がオーストラリアに留学した際にエージェントを利用しましたが、行くと決めてから約1ヶ月後にはオーストラリアに到着していました。
お金の準備
オーストラリアの留学の準備として、まずは、お金がいくら必要なのか知るべきです。
なぜなら、お金も用意できないのにオーストラリアの留学のことを考えても【絵に描いた餅】になるから。
オーストラリアの留学の費用としては1年間で359万円必要です。
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具体的には以下のとおりです。(1A$=75円で計算)
●毎月の費用:27.4万円
項目 | 金額 | 備考 |
語学学校の学費(授業料・教材費) | 月11.1万円 | 1週間あたり平均370A$ |
住宅費(ホームステイ) | 月9万円 | 1週間あたり平均300A$ |
食費(昼食のみ) | 月2.1万円 | 1週間あたり平均70A$ 朝と夜はホームステイ先にて食事 |
交通費 | 月1.4万円 | 1週間あたり平均45A$ |
携帯電話料金 | 月0.2万円 | 1ヶ月30A$ |
交遊費&雑費 | 月2.3万円 | 1ヶ月300A$ |
海外留学保険 | 月1.3万円 | 年間15万円 |
●1回限りの費用:30.2万円
項目 | 金額 | 備考 |
航空券 | 16万円 | 片道8万円 |
ビザ申請料金 | 4.7万円 | 学生ビザ620A$ |
語学学校の入学金 | 1.5万円 | 200A$ |
OSHC留学生保険 | 5万円 | 660A$ |
ホームステイ手配料 | 1.9万円 | 250A$ |
ホストファミリー空港出迎え費 | 1.1万円 | 150A$ |
語学学校の選定
まずは、次のどちらの方法で選定するか決めて下さい。
- エージェントに頼む
- 自分でネットから手配する
オーストラリアの留学が初心者の場合は、『1.エージェントに頼む』を選んだ方がいいです。
理由は、初心者が自分で語学学校を申し込むのは少々ハードルが高いからです。すべて英語での対応になります。
実際に、オーストラリアの語学学校はインターネットで検索すれば多数紹介されていますが、エージェントに相談しても何校か候補を提示してもらえます。
オーストラリアの留学のエージェントも多数存在しますので、一度、インターネットで検索してみると良いです。
住居の選択
オーストラリアの留学で住居の選択は以下の3つです。
- ホームステイ
- シェアハウス
- 一人暮らし
オーストラリアの留学初心者の場合は、まずは【ホームステイ】を選ぶべきです。
なぜなら、【ホームステイ】には生活サポーターとしてのホストファミリーがいるからです。
【一人暮らし】は費用が高いので論外、【シェアハウス】は安くていいのですが、オーストラリアの生活になれていない段階では苦労します。
そうなると、【ホームステイ】を選択するのが無難ということになります。
ホームステイの注意点
オーストラリアでホームステイ先を決める際には、以下の3つに注意をすべきです。
- 家族の国籍
- 宗教とハウスルール
- Wi-Fiが別料金となっていないか
●理由
移民の国と言われるオーストラリアでは、ホストファミリーがネイティブでは無い可能性も考えられます。
宗教に入っていれば食事制限があったり、門限が厳しいといったハウスルールもありがちです。
たまに家賃とは別にWi-Fi料金を請求してくる家庭もあります。
また、居住場所の選択として、学校までの距離や行きやすさも含め比較検討したいところです。
パスポートの取得と更新
オーストラリアの留学の準備で、【お金】【語学学校】【住居】が決まったら8割は完了です。
残りは、当たり前の手続きだけです。
パスポートがない場合は取得の手続きをして下さい。
また、パスポートの更新が必要な場合は、有効期限を確認して更新手続きをして下さい。
ビザ申請
オーストラリアの留学のビザについても、初心者の場合は『エージェント』を経由して申請を行うべきです。
理由は、手続きが面倒くさいからです。
以下、オーストラリアの留学に関するビザ申請の内容をまとめましたので、ご確認ください。
90日以内の短期留学の場合
オーストラリアに90日以内の短期留学をする場合は、【ETAS】(イータス)というビザになります。
『短期留学なのにビザがいるの?』と思うかもしれませんが、オーストラリアに短期留学をする場合はこちらのビザが必要なのです。
【ETAS】(イータス)は、90日以内の観光・商用目的の人が取得するビザではありますが、滞在中に語学学校に行くこともできるので、オーストラリアの短期留学の場合はこちらを取得します。
90日を超える長期留学の場合
短期留学を除き、90日を超えるオーストラリアの留学では『学生ビザ』が必要になります。
なので、オーストラリアに留学する場合の一般的なビザは、この学生ビザになります。
学生ビザの申請条件などは以下のとおりです。
申請条件 |
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申請に必要なもの |
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申請費用 |
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申請方法 |
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注意点:クレジットカードの作成が必須
オーストラリアのビザ申請の手数料を支払う際にクレジットカードが必要になります。
また、ビザ申請手数料に関係なく、クレジットカードはオーストラリアの留学では必須アイテムになります。
なぜなら、オーストラリアでの支払いの9割はクレジットカードで完了できるからです。
実際にオーストラリアの留学を経験してみて、逆に【クレジットカード払いができないもの】を見つける方が難しいです。
航空券
航空券の購入は、エージェントに依頼するか自分で購入するか選べますが、自分でやるべきです。
理由2つ。
- エージェントに頼むと代行手数料が含まれて割高の航空券になるからです。
- 留学からの帰国時やオーストラリアの国内旅行をする時にはエージェントのチカラを借りることができないからです。
購入方法やどういった便が安いのかなど、勉強としての意味合いも含めてご自身での購入をおすすめします。
海外保険
オーストラリアの留学では海外保険に入るべきです。
なぜなら、日本ではほとんど病気にならない人でも、慣れない海外ではそうとも限らないからです。
実際に、以下の留学体験談があります。
日本では3年くらいは病院には行ってませんが、オーストラリアに留学した際は1年間で3回病院に行きました。 保険なしの医療費がいくらだったのかわかりませんが、海外保険に加入してなかったらゾっとします。 |
風邪が1週間治らなかったので病院に行きました。 ビザ更新には、語学学校の【出席率】がかかわってきますが、病院からの診断書があったので出席率には響きませんでした。 |
持ち物リスト
オーストラリア留学に用意するべきもの、あると便利なものをリストアップして紹介します。
項目 | 備考 |
クレジットカード | VISAカード1枚あれば十分です。 |
お土産 | ホームステイをする場合、お箸や扇子など、日本を感じられるものが良いと思います。 |
サングラスなどの紫外線対策 | オーストラリアは日本よりも紫外線が強いので必須アイテムです。 |
変換プラグ | これが無いと携帯の充電等できません。家電量販店で購入できます。 |
筆記用具 | 日本の文房具はかなり質が良いので、お気に入りがあれば持って行くようにしましょう。 |
常備薬 | とっさに必要な薬を見つけることができないので、少しは持っていくようにした方が良いです。 |
電子辞書 | 英語の勉強に役立ちます。 |
その他化粧水やヘアワックス | 日本のもので気に入っているものは持っていくべきです。 |
オーストラリアの留学をエージェントに頼りすぎるのは禁物
オーストラリアの留学にエージェントを使うのは一般的です。
留学エージェントを通して一連の手続き代行をしてもらうので、細かな手続き方法を覚える必要はありません。
しかし、エージェントを頼りすぎるのも良くありません。
なぜなら、理由は以下のとおりです。
1つ目:すべてお任せにしていると、自分の意志があまり反映されていない留学プランになるから。
2つ目:エージェントがいくら親切にしてくれても、あくまで彼らは【他人】であり【ビジネス目的】だから。
3つ目:エージェントを頼りすぎると自分の勉強にならないから。
実際に、ビザの申請や、入学・入居手続きといった各種手続きはエージェントに強力してもらうべきですが、自分でも情報は調べるべきです。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について紹介しました。
●オーストラリアの留学の準備に英語の事前勉強は必要?:中学レベルの英語が完璧であれば、安心してオーストラリアの留学ができます。
●そもそも留学先はオーストラリアで正解?:オーストラリアも人気ですが、1番人気はアメリカです。
●オーストラリアの留学の準備と手順:早ければ1ヶ月後にはオーストラリアにて留学をスタートすることができます。
●オーストラリアの留学をエージェントに頼りすぎるのは禁物:あまりにエージェント任せにすると、自分の希望の留学プランにならないことがあります。