この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。
オーストラリアの留学中にバイトって簡単にできるのかな?
と、悩んでいませんか?
実は、この記事を読むことで以下のことがわかります。
- オーストラリアで日本人が採用されやすいバイト
- オーストラリアのバイトのメリット
- オーストラリアのバイトの注意点(最低賃金など)
この記事は、オーストラリアのメルボルンで約2年間バイトした留学経験者の体験談をもとに作成しました。
記事を読み終えるころには、オーストラリアでバイトをすることへの不安はなくなっていることでしょう。
オーストラリアでバイトするメリット
英語力がUPする
オーストラリアでバイトすることで、英語を使う機会が圧倒的に増加し、日に日に英語力がアップしていることを実感しました。
オーストラリアでバイトをすることで、
- 強制的に英語を使わなければならないシーンに出くわす
- 当然のように客から英語で質問される
- すばやく英語にて応答を求められる
という環境を作ることができるからです。
語学学校での英会話学習もいいですが、やはり、日常会話により英会話が鍛えられる部分もたくさんあります。
デートでカッコつけれる
私がオーストラリアの留学中にバイトをしたことで、以下のシーンでとても心強く感じました。
|
オーストラリアの留学をしてるときに収入があるということはとても心強いです。
なぜなら、留学中に収入がなければ貯蓄を切り崩すだけになり、預金残高はみるみる減少していき不安になるからです。
お金からくる不安により、女性にかっこ悪いこと言ってしまうこともあるので要注意。
オーストラリアは物価が高い反面、最低時給は20ドル(約1,600円)を超えます。日本の時給の1.5倍以上はもらえます。
友達が増える
オーストラリアでバイトをすると友達も増えます。
語学学校やホームステイでは出会えないような、普通のオーストラリア人と友達になれます。
せっかく、オーストラリアに留学に来たわけなので、英語で話す友達は多い方が良いです。
オーストラリアのバイトで日本人が採用されやすい勤務先
とにかくスグ働きたい場合
”細かい時給の差”や”英語力の向上”などの条件は一旦置いといて、『とにかくすぐ働いてお金がほしい』という場合は、日本人経営者の勤務先を探すべきです。
理由は以下のとおりです。
- 日本人経営者だけに”日本人の勤勉さ”を理解している。
- 日本児であれば、日本風・日本的なやり方を理解している。
- そもそも日本人スタッフを探している。
オーストラリアでは、日本人が経営する以下の職種の求人がたくさんあります。
- 日本食レストラン
- 洗車(カーウォッシュ)
- 農場
特に、日本食レストラン(寿司屋など)は、現地の日本人向けフリーペーパーに頻繁に求人情報が掲載されおり、面接して即日採用ということもあります。
ただし、日本人経営者の注意点もあります。
最低時給を下回る違法な時給での採用。
それでも”英語があまりできないのに採用されている”ことを踏まえると、英語に自信がないうちはある程度の低賃金は覚悟すべきです。
そもそも現地人経営者の場合は、会話レベル(英語)を見て不採用にされるケースがほとんどですので。
英語初心者向け:日本食レストラン
日本にあるような寿司屋、居酒屋、定食屋などはたくさんあります。当然、お店のオーナーは日本人です。
時給目安 | 特徴 |
10A$~15A$ (時給800円~1,200円) |
|
*1A$=80円
私が、オーストラリアでバイトした日本食居酒屋は日本人とオーストラリア人がオーナーのお店でした。
スタッフのメンバーは日本人が半数以上。
スタッフ同士の会話は日本語を使う機会が多かったのですが、日本人客はほとんど来ないお店だったので接客は常に英語の環境でした。
このバイトの経験にて、パターン化(定型化)された接客シーンでの英会話が身につきました。
英語初心者向け:カーウォッシュ
手洗いの洗車屋さんです。
時給目安 | 特徴 |
10A$~20A$ (時給800円~1,600円) |
|
*1A$=80円
私が、オーストラリアのバイトで最初に就いた職種がカーウォッシュの仕事です。
カーウォッシュの仕事を選んだ理由は、オーストラリアに来てまだ2ヶ月目で英語力に自信がなかったからです。
本当は、ウエイターなどの接客の仕事がしたかったのですが…
それでも、「スタッフ同士で仕事中に英語で会話ができれば…」と思い選びました。
英語中級者向け:ウエイター
レストランなどで客から注文を取る仕事です。
時給目安 | 特徴 |
20A$以上 (時給1,600円以上) |
|
*1A$=80円
英語上級者向け:バーテンダー
カクテルなどのお酒を作りながら、接客する仕事です。
時給目安 | 特徴 |
25A$以上 (時給2,000円以上) |
|
*1A$=80円
私はオーストラリアの留学生活にも慣れ、英会話にも自信がついてきたころに、「たくさんのオーストラリア人との英会話を増やそう」と、バーでバーテンダーとしても働きました。
バーテンダーは、英語のフリートークを磨くのに絶好のチャンスです。
オーストラリアのバイトで注意点する3つのこと
時給を確認する
面接時に提示された時給と実際に貰った時給が違うケースやそもそもスタートから最低賃金を下回る低い時給を提示されるケースもあります。
なので、最低時給だけは確認しておくべきです。
なぜなら、オーストラリアの最低時給は20ドル(約1,600円)を超える金額だからです。
『英語がよくわかってない日本人』をイイことに、日本食・中華・韓国料理などの経営者はオーストラリアの日本人留学生をカモにして、最低額を下回る時給で雇用していることが多いです。
英語が流暢に使えない以上、仕方のない部分でもありますが17~18ドルくらいならまだしも、12ドルくらいの額を提示してくるお店もありますので要注意です。
レジュメ(履歴書)を渡しに行くタイミング
オーストラリアでは、履歴書を渡しに行くタイミングを間違えると”門前払い”を喰らいます。
本来は、電話を一本入れてから、履歴書を持参して現場に向かいたいのですが、英語が得意じゃない状態での電話は相手にとって不快でしかありません。
どうせ英語が得意じゃないないなら、現場で下手な英語を披露して一生懸命なところを見せた方が得です。
オーストラリアのバイトでは、日本と同じようにカフェやレストランなどの飲食店に勤務するのが一般的です。
飲食店に履歴書を渡しに行く場合は、暇そうな時間帯を狙っていくべきです。ランチやディナータイムのど真ん中に来ても対応してくれる人はいません。
ランチ営業が落ち着いた頃~ディナーが始まる前くらいがおすすめです。
トライアルの意味
『まずはトライアルで採用する』と言われた場合、勘違いをしてはいけません。
なぜなら、日本でのトライアル(試用)期間は、イメージ的にはいろいろ教えてもらう研修期間で実質採用されたようなものですが、オーストラリアの”トライアル”はまったく意味が異なります。
オーストラリアの労働社会には、特に研修があるわけでなく、いきなり実践になります。
1日実践をして、ダメならその日にクビを切られます。
バイト初日『誰かが指示をくれるだろう』と、ただ待っているとまずクビ。
オーストラリアのバイトの探し方と仕事が決まるまでの流れ
①求人を探して応募
日本で仕事探しをするのと同様に、ネットの掲示板などで募集がかかっている仕事にメールでレジュメ(履歴書)などを送付する方法がひとつ。
ただ、オーストラリアではアポなしで直接お店に行って、履歴書を手渡す方法も一般的です。こちらの方が採用の確率が高いです。
バイトを募集している店が必ずしもネットの求人を出しているわけではありませんので、直接お店に行くことをおすすめします。
実際にオーストラリアの友人に聞いたところ、『アポ無しでお店に突撃』というのは普通だそうです。
②面接
履歴書を直接渡しに行く場合、運良くオーナーがいればその時に面接してもらえることもあります。
③トライアル
数時間~1日・2日程度働いて適性をチェックする、いわゆる試用期間です。
使いものにならなければすぐにクビです。
④本採用
トライアルを通過すれば、晴れて本採用となります。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について詳しく説明しました。
●オーストラリアでバイトするメリット:オーストラリアでバイトすると、お金を稼ぎながら英語力もUPします。
●オーストラリアのバイトで日本人が採用されやすい勤務先:すぐにでもバイトを始めたいのであれば、日本人経営者の勤務先を探すことをオススメします。
●オーストラリアのバイトで注意する3つのこと:オーストラリアでバイトをする際は、まず『最低時給』を確認すべきです。それと『トライアル』の意味を履き違えてはいけません。
●オーストラリアのバイトの探し方と仕事が決まるまでの流れ:流れは日本のバイトと同じです。ただ、履歴書の提出の仕方が日本とは違います。
今回はオーストラリアのバイトについて紹介しました。
バイトに関連するお金つながりとして、オーストラリアのホームステイの費用が知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。