この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。
オーストラリアに留学する際には当然【住居】のことを考えます。
『気ままに一人暮らしもいいな』と思ったりもしますが…、『オーストラリアの一人暮らしって実際どうなの?』とも思います。
実は、この記事で紹介する『オーストラリアで一人暮らしが少ない理由』を読むことで、留学時の住居は一人暮らしを選択すべきでないことがわかります。
なぜなら、とにかくオーストラリアの一人暮らしは費用が高いからです。
この記事では、オーストラリアの一人暮らしが難しい理由を紹介するとともに、留学時のおすすめの住居についても紹介します。
記事を読み終えると、オーストラリアの一人暮らしは完全に諦め、別の方法を探す決意が固まります。
オーストラリアで一人暮らしとは?
【オーストラリアで一人暮らし】とは、ホームステイでもなく、ルームシェアでもなく、一人で賃貸アパートに住んで生活することを指します。
最初に言っておきますが、オーストラリアの留学において【一人暮らし】をすることは普通ではありません。
なぜなら、留学生にとってオーストラリアの一人暮らしは、
- 費用が高い
- 英語や異文化を学びに来たのに本末転倒
だからです。
実際に、私の留学経験及び聞いた話を含めて、日本人留学生でオーストラリアにて賃貸アパートを契約して住んでいたのはたったの1人です。
私の独自調査の結果、留学生でオーストラリアの一人暮らしをする割合は全体の2%でした。
オーストラリアで一人暮らしが少ない理由
理由①:留学生には家賃が高い!
オーストラリアの物価が高いことは有名ですが、同様に地価(家賃)も高いです。
なぜなら、家賃だけで日本円にして最低で月10万円はするからです。
(1ドル78円で計算:2019年1月時点)
実際に、私も何度もオーストラリアにて一人暮らしを検討しましたが、一度も実現しませんでした。
具体的には、家賃だけでなく一人暮らしをすれば以下の費用もかかります。
項目 | 金額(月額) |
家賃 | 10~15万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
インターネット代 | 0.3万円 |
理由②:契約時にはそれなりの英語力が必要
オーストラリアで一人暮らしをするには、それなりの英語力が必要になります。
なぜなら、不動産の賃貸借契約をする際は、当然、オーストラリア現地の不動産屋と話をする必要があるからです。
実際に、不動産契約をするシーンでは、日常会話レベルの英語はもちろんのこと、英語にて専門用語なども頻繁に出てきます。
何より、『英語が不慣れな日本人を相手に嵌めてきたりしないか?』と不安にもなります。
理由③:契約2年縛りが多い
オーストラリアで一人暮らし用のアパートを探しているときに、【契約期間が2年~】となっているものが多いことに気づきました。
つまり、どんなことがあっても2年間は家賃を払い続けなければならないということです。
家賃が高いだけでなく、この条件により、さらにオーストラリアで一人暮らしをする気が失せます。
ちなみに、唯一、オーストラリアで一人暮らしをしていた日本人の友人がいましたが、彼の親は開業医でした。
理由④:初期費用も50万円~
オーストラリアの一人暮らしは、日本での一人暮らしと同様に初期費用がかかります。
その金額は最低で50万円は必要です。
具体的には以下の項目の費用です。
- デポジット(家賃の1ヶ月~2ヶ月分)
- 前家賃(通常1ヶ月分)
- 家具や家電、生活用品の購入(洗濯機は建物に共有施設として付いている場合があります)
- その他、なにか欲しいインテリア等
オーストラリアの一人暮らしの豆知識
オーストラリアで賃貸アパートを借りる際は、基本的には日本でアパートを借りるのと同じイメージで問題ありません。
あえて【違い】を挙げるのであれば以下の2つです。
①【礼金】の制度がない
②デポジット(保証金、敷金)がほぼ全額返還される
日本の場合はアパート退去時に、クリーニング代やら修繕費のような名目で敷金から差し引かれ、全額返金されることはほとんどありません。
しかし、オーストラリアは、建物に損傷を与えていなければ、基本的に退出時に全額返金されます。
オーストラリアの居住スタイル
居住スタイルの選択肢
オーストラリアで留学する場合の住居の選択肢は以下の4つです。
- ホームステイ
- 学校の寮
- シェアハウス
- 賃貸アパート(一人暮らし)
4つの中で1番人気は【シェアハウス】です。理由はとにかく安いから。
総合的(費用面、サポート面、英会話力の向上面)には【ホームステイ】が良いです。
オーストラリアのホームステイは、費用はシェアハウスほど安くはありませんが、
ホストファミリーが生活のサポートをしてくれること、
ホストファミリーが英会話の相手になってくれること、
を考えると非常に効率的です。
おすすめの居住スタイル
まずはホームステイを経験し、慣れてきたところでシェアハウスに切り替えることをお勧めします。
理由は以下のとおりです。
①まずホームステイを選ぶ理由
オーストラリアでの生活や環境(言語、土地、習慣、文化)に慣れてない段階では、ホストファミリーというサポートの存在が大きいからです。
実際に、私もホームステイを経験し、何度もホストファミリーの存在に助けられました。
②慣れたころにシェアハウスに切り替える理由
なんといっても【安い】からです。ホームステイ費用だけでも月10万円程度はかかりますが、シェアハウスは月5万円程度です。
また、せっかく留学に来ているわけなので【気分(環境)を変える】のも重要だからです。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について詳しく説明しました。
●オーストラリアで一人暮らしとは?:オーストラリアで一人暮らしをする人は、全体の約2%で一般的な方法ではありません。
●オーストラリアで一人暮らしが少ない理由:オーストラリアで一人暮らしは憧れるけど、とにかく家賃が高くて留学生には厳しいです。
●オーストラリアの居住スタイル:まずはホームステイ、その次にシェアハウスに切り替えるのが、オーソドックスなやり方です。
今回はオーストラリアの一人暮らしについて紹介しました。
オーストラリアの留学では【シェアハウス】が人気であることは理解できましたが、『シェアハウスがどういうものなのか?その詳細は?』についての確認が必要です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
▼オーストラリアではシェアハウスが留学生に人気!他の方法と比較検討▼