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小学生の子供を留学させるのに何かイイ奨学金はないの?
と考えたりしていませんか?
実は、この記事で紹介する「小学生の留学-奨学金の実態」を読むことで現実を知ることができます。
なぜなら、私も自分の子供が小学生になったら留学をさせようと考えたため、奨学金を調べ、その結果として”無い”ということに気づいたからです。
この記事では、小学生の留学の奨学金の実態について紹介するとともに、奨学金を使わずにどういう方法を取ればよいかについても紹介します。
記事を読み終える頃には、小学生の留学について、”奨学金”という夢のような方法は捨てる覚悟ができ、現実的な方法を考えることができるでしょう。
小学生の留学-奨学金の実態
そもそも”小学生の留学の奨学金”とは?
奨学金とは、”目的”に対してお金を第三者から受けることで、
- 返還不要(もらいっぱなし)
- 返還必要(無利息で返済期間も緩い)
の2種類があります。
今回の場合の奨学金の”目的”は、”小学生の留学”ということになり、「これに対してどこか奨学金を支給してくれる機関はないか?」という話です。
奨学金は存在しない
結論から言うと、小学生に対する留学の奨学金制度はありません。
私が調べた結果、留学に関する奨学金制度自体は多くの種類があり、日本政府の教育機関の企画、都道府県の企画、民間企業の企画とあります。
しかし、どれも高校生以上を対象としたものばかりです。
1つだけ、”孫正義育英財団”が可能性があるようにも思えましたが、奨学金応募資格を熟読してみると、とても小学生を対象にしているものではありません。
やはり、義務教育を終えていない小中学生には”まだ留学は早い”ということなのでしょうか。
いずれにせよ、小学生の留学の奨学金についてはきっぱり諦める必要があり、別の方法を検討すべきです。
小学生の留学-奨学金がダメなら別の方法を検討
今回のテーマは”小学生の留学の奨学金”。
つまり、お金の話です。
お金を増やす選択肢は以下のとおりです。
- もらう
- 他人からもらう
- 親族からもらう
- 借りる
- 親族から借りる
- 他人から借りる
- 自分でどうにかする
- 収入を増やす
- 支出を減らす
親族からもらう
前章にて、”1.i.他人からもらう(奨学金)”は使えないことがわかりました。
次に検討することは、”お金を借りる”ことではありません。なぜなら、お金を借りると、返済義務や利息がつきまとうからです。
まずは、親族の誰かでお金を援助(返済義務なし)してくれそうな人を探すべきです。
実は、私もこの点について検討しましたが、結果は”該当者なし”でした。そもそもこの話を持っていけそうな相手は、親か祖父母ぐらいです。
しかし、祖父母は他界してますし、親は日々の生活に精一杯でそんな余裕があるようには見えません。
なので、この方法は使えませんでした。
親族から借りる
お金を借りるなら、まずは親族からあたるべきです。
理由は3つ。
- 利息がない可能性が高い
- 返済義務がない可能性がある
- 少々の返済の滞りには目をつぶってくれる
親族からお金を借りる場合は、他人から借りる場合と比較して”非常に条件が甘い”のです。
小学生の留学-教育ローンを利用する
”教育ローン”とは要するに他人からお金を借りるという方法です。
教育ローンはお金を借りるため、利息を払いながら月々分割返済をすることになります。
”他人からお金を借りる”といっても、ヤミキンからお金を借りて来いというわけではありません。
お金を借りる先は、
- 政府系金融機関
- 馴染みのある民間金融機関(○○信用金庫など)
です。
金融機関でそれぞれ独自の”教育ローン”という商品を扱っています。
政府系金融機関の教育ローン
政府系金融機関である日本政策公庫が行っている”教育一般貸付”は教育資金を必要とする人が対象です。
特徴は年利2.3%と低金利なところです。
融資の対象は、世帯の年間収入が給与所得990万円以内、事業所得は770万円以内の保護者のみです。
一般金融機関の「教育ローン」
一般金融機関が提供している子どもの高校や大学進学の資金のための「教育ローン」です。
一般金融機関の教育ローンも融資は金利が低く、年利3~5%程度の商品が多いです。
実際に、小学生の留学資金にも使うことができ、夏休みの語学学校やサマースクールの費用に当てる方も多いようです。
ただし、「教育ローン」の注意点としては、大学や高校など学校法人への留学のみが融資の対象となっている金融機関も少なくはないことです。
本気で教育ローンの利用を考えている人は、まずは、馴染みの金融機関の窓口にて相談することをおすすめします。
が・・・、子供の留学は金融機関からお金を借りてまですることなのか?とも思います。
一般金融機関の「フリーローン」
教育ローンがダメなら、一般金融機関には”フリーリーン(多目的ローン)”という商品もあります。
ただし、使いみちが自由なだけに融資条件や審査が厳しいです。
金利は年利7~13%程度と、かなり高めに設定されてます。
教育ローンの融資対象は教育目的と決められていますが、フリーローンは利用目的を制限していません。
当然「フリーローン」を教育費用に充てても問題ありません。
小学生の留学-自力でお金を貯める
お金を借りてまではちょっと…
という人は、自力でお金を貯めるしかありません。
(私もその一人です)
自力でお金を貯めるには、
- 収入を増やす
- 支出を減らす
の2つです。
収入を増やす
●奥さんのパートタイムを増やす
収入を増やすのは簡単ではありません。一番現実的な方法が、奥さんのパートタイムの時間を増やすことではないでしょうか。
●深夜に働く
昼の仕事が終わったあとに、コンビニや居酒屋などでの深夜労働を検討してはいかがでしょうか。
●副業を始める
これが一番現実的ではありませんが、選択肢としてはアリです。
支出を減らす
収入を増やすより圧倒的に簡単なのは、支出を減らすこと。
不要な支出を削除し、減額可能な支出をあぶり出す。これにより余剰資金を捻出することも十分可能です。
いま一度、家計簿を見直して財務状況を立て直してはいかがでしょうか。
私は、スマホアプリの「マネーフォワード」にて家計簿管理をしておりますが、お金を流れを明らかにすることで、確実に経費削減をすることができています。
家計簿の注意点
家計簿をつけだすと決まって起こる問題・・・夫婦喧嘩。
この支出はなんだ?
無駄なものを買いすぎだ。
お小遣いか少なすぎる。
飲みに行くと不機嫌になる。
高いものばかり買いすぎだ。
夫婦の問題に深く介入するつもりはありませんが、1つだけアドバイスがあります。
目的はなんでしたっけ?
目的は、相手を詰めたり、論破したり、自分の主張を通すことでしたか?
違いますよね。
子供の英語のためでした。
問題点を指摘するためではなく、現状を改善するために家計簿をつけているのです。
また「目標金額と期間」を決めることも重要なことです。
これも夫婦喧嘩を少なくするためです。
目標金額や期間を決めないと、必要以上の貯金に走り、ケチケチして余分なことを言ってしまったりします。
●資金捻出までの流れ
- 家計簿をつけ、収支を把握する。
- 削れる支出をあぶり出す。
- 目標金額と期間にあわせて貯蓄額を決める。
- 定期積金などで貯金し、定期的にお金をよける。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について紹介しました。
●小学生の留学-奨学金の実態:小学生の留学に対する奨学金制度はありません。きっぱり諦めて別の方法を考える必要があります。
●小学生の留学-奨学金がダメなら別の方法を検討:まずは親族からお金をもらうor借りることを検討しましょう。
●小学生の留学-教育ローンを利用する:親族がダメなら”教育ローン”という方法もあります。ただし、返済義務があるのでそれなりの覚悟が必要です。
●小学生の留学-自力でお金を貯める:お金を借りる前に自力でできることを探しましょう。まだチャンスがあるかも…。
今回の記事を読んで、小学生の留学に奨学金がないことがわかりました。
また、奨学金制度がないことを前提に、これから何を始めていかなければならないかも理解できたことでしょう。