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親子留学したいけど”ビザ”ってどうすれば…
と悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する『親子留学のビザ:滞在期間90日以内の場合』を読むことで、短期的な親子留学であれば特殊なビザ申請は必要ないことがわかります。
なぜなら、この記事が親子留学のビザ申請に関することのみをまとめた記事だからです。
この記事では、滞在期間90日以内の親子留学のビザについて紹介するとともに、滞在期間が90日超の場合の長期留学のビザについても紹介します。
記事を読み終えると、親子留学に必要なビザについて理解でき、今後の親子留学のビザで悩むことはありません。
親子留学のビザとは?
ビザとは、入国先の大使館や領事館から発行されるものであり、パスポートとは別のモノです。
ビザの種類は、
- 観光
- 商用
- 就労
- 留学
などの入国する目的により、どのビザを申請するか異なります。
親子留学のビザとしては、基本的には留学が目的になるので【学生ビザ】が該当します。
しかし、親子留学をする現地での滞在期間が短い場合はビザが不要の場合もあります。
親子留学のビザ:滞在期間90日以内の場合
ビザ免除プログラムを登録するだけ
目的がなんであれ(親子留学であっても)、滞在期間が90日以内の場合はビザが不要です。
もしかすると、既に海外旅行などで経験があるかもしれません。
なぜなら、【ESTA(アメリカ)】などのビザ免除プログラムというものがあり、これに登録すれば特殊なビザ申請は必要ないからです。
実際に、幼児、小学生、中学生、高校生の子供と親子留学する際は、夏休みや冬休みなどのまとまった長期連休を利用して1ヶ月程度の短期留学をすることが多いです。
従って、ほとんどのケースが『ビザ免除プログラム』を登録して終わりということになります。
ちなみに、ビザ免除プログラムの登録はインターネット上でやるもので非常に簡単です。
各国のビザ免除プログラム
国名 | プログラム名 |
アメリカ | ESTA |
オーストラリア | ETAS |
ニュージーランド | ETA |
マレーシア | 観光目的でok(ビザ不要) |
カナダ | eTA |
各国のビザ免除プログラムを利用できるのは、日本国籍を有する人で日本のパスポートを持っている場合に限ります。
上記の国ならどこでも、90日以内の滞在期間であればビザは不要です。
親子留学のビザ:滞在期間90日を超える場合
親子留学で滞在期間が90日を超える場合は、子供の年齢によりビザの取得の仕方が変わります。
まず、親子留学のビザのパターンとしては以下の3つが考えられます。
A.子供が学生ビザを取得して、親が同行する |
B.親がビザを取得して、子供が同行する |
C.子供も親もビザを取得する |
子供が6歳以上で、子供だけ学校に通うケース
子供が6歳以上の場合は、子供が学生ビザを取得すれば、親は保護者として同行することが可能です。
ビザの種類としては以下のとおりです。
子供 | 学生ビザ |
親 | ビジタービザ(Visitor Record) |
●注意点
親はあくまでも同伴者なので、一緒に語学学校に通うことはできません。
親子留学で親も英語を学ぶ場合は、親も学生ビザの取得が必要となります。
子供が6歳以上で、親も子供も学校に通うケース
6歳以上の子供と親とが両方とも学校へ通う場合は、どちらも学生ビザを取得する必要があります。
ビザの種類としては以下のとおりです。
子供 | 学生ビザ |
親 | 学生ビザ |
子供が6歳未満の場合
親が学生ビザを取得した場合は、6歳未満であれば小学生の子供は「親の同行者」として滞在できます。
ビザの種類としては以下のとおりです。
子供 | ビジタービザ(Visitor Record) |
親 | 学生ビザ |
●注意点
子供が留学先の地元の小学校へ通う場合は、原則的に子供も学生ビザが必要になります。
ビザ申請には面接がある
例えば、小学生の子供とアメリカで1年以上留学するとします。
アメリカ現地で語学学校や小学校へ通う場合は【Fビザ(学生)】が必要です。
この【Fビザ(学生)】を取得するには、在日本アメリカ大使館で面接をしなければなりません。
ただし、面接の内容自体は難しいものでもなく、大したことはありませんので心配無用です。
親子留学のビザの申請はエージェントに任せるべき
今回の記事では、簡単にビザの種類を説明しましたが、実は、ビザは複雑です。
なぜなら、滞在する【国】、【州】、【滞在期間】により必要なビザが異なるからです。
また、ビザ申請に必要な書類などもビザの種類によって異なります。
例えば、長期の親子留学のビザ申請に必要な書類は以下の通りですが、必要書類は親の職業や資産によって提出するものが異なります。
①学校の受け入れ許可証②学費支払いレシート ③戸籍謄本(英文) ④残高証明(英文) ⑤資産証明(英文) ⑥後見人の宣誓書 ⑦英作文(留学理由・将来の目標等) ⑧銀行通帳のコピー(資金の証明) ⑨日本の学校の成績証明 ⑩後見人宣誓書 |
長期の親子留学のビザ申請をする際は、留学エージェントに相談することを強くおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では以下について詳しく説明しました。
●親子留学のビザとは?:基本的には【学生ビザ】になりますが、短期留学の場合はビザ不要の可能性が高いです。
●親子留学のビザ:滞在期間90日以内の場合:親子留学で滞在期間90日以内であれば、ほとんどの英語圏の留学国にてビザ申請は必要ありません。
●親子留学のビザ:滞在期間90日を超える場合:子供の年齢、誰が学校に行くのか、によりビザ申請が異なります。
●親子留学のビザの申請はエージェントに任せるべき:簡単に親子留学のビザについて説明しましたが、実は、とても複雑で面倒くさいので、留学エージェントに依頼した方が良いです。
今回は、親子留学のビザについて説明しましたが、親子留学の目的地はもうお決まりでしょうか?
もし、まだ目的地が決まってないのであれば、こちらはいかがでしょうか。